世間は外出自粛ムード一色。今なお感染者ゼロを誇る我が市でも、周囲の市町村に数名の感染者が出たことを受けてか、ちょうど数日前からではありますが、各種のお店が営業自粛を始めています。

そんななか、私はペーパードライバー教習に通っておりました。もうすぐ職場復帰する妻に代わって車を運転できるようにならないと、乳幼児2名を保育園に送り迎えできないのだから仕方ありません。それに、この時期になってしまったのも、教習所に「混んでいるから4月にしてくれ」と言われた結果ですし・・・

はてさて、私が免許を取得したのは大学卒業直前のこと。それから10年以上、車を運転せずに暮らしてきました。

最後に車を運転したのは、免許取得からしばらくして、当時実家で飼っていた犬を動物病院に連れて行ったときのことです。普段運転を担当する父が不在だったため、たまたま代理で私が運転手を仰せつかったのでした。犬は助手席に座った母の膝の上におりました。良い子にしていました。しかし、私が運転を開始するとどうでしょう。本能的に何かを感じたのか、今までに聞いたことのない叫び声を上げ、「外に出せ」と言わんばかりに、わずかに空いた窓の隙間を必死に引っ掻き始めるではありませんか。あまりのことに、復路は自分ひとりで帰宅。犬の方は、徒歩で30分かかる道のりを母が抱っこして帰ってきたという次第です。

それ以来、車の運転はしていません。致し方ありません、犬がダメって言うんですもの。免許はそれから単なる身分証明書に成り下がり、幾度かの更新を経て無駄にゴールドへ。ゴールドである必要があるのかという点では、かの黄金聖闘士を思わずにはいられません。ちなみに私はうお座です。

ともかく、名ばかりの黄金聖闘士が、車田先生に乗ってきたわけです。ペーパードライバー教習というと何だか大仰ですが、私が今回通った教習所では、乗り方を思い出すための実践練習というだけでした。いわゆる座学的なものは一切なく(※)、いきなり車田先生の運転からスタートです。極端な話、いきなり路上だってかまいません。回数も決まっておらず、自分が「もう大丈夫」と思った時点で終わりです。私の場合、教習所の中を2回、路上を3回の計5回利用しました。

(※)なので、交通ルールや標識などは、免許の更新でもらった資料などを通読する必要がありました。

おかげでどうにか、保育園と自宅の往復くらいはできるようになりました。今は(可能な限り)毎朝、妻に付き添ってもらいつつ、娘2人を保育園に送り届ける日々です。コロナの影響でしょうか、道をゆく人も車も少なく感じます。登園を自粛する方が多いのか、保育園の駐車場も空いています。都合の良い条件が揃うなか、運転に慣れていくことができそうです。

でもまぁ先日、マンションの立駐で車体をこすったわけなんですけれども。

聖闘士星矢(第9巻)より、蟹座のデスマスク氏

↑ この記事は、 まさにこんな心中で書き上げました。

 

車田先生は軽傷

私の方からは以上です。よろしくお願いいたします。