最近、健康のことも考えて、トマトジュース熱が再燃しております(社長のハリー)。

今飲んでいるのはちょっと特別なトマトジュース。ポルトガル南部のとある村で採れたトマトだけが使われています。その村というのは、前世紀、革命を夢みる若き活動家の女性がフランコによる独裁を逃れて辿り着いた小さな村。夢破れたその女性は、素性を隠し慎ましく暮らしておりましたが、手すさびに始めた家庭菜園を広げ、知る人ぞ知るトマト畑を作り上げることになります。畑に向かって吹き寄せる大西洋の風。南欧の太陽を一身に浴び、ルビーのごとく、闘牛士の心のごとく赤く輝くトマト。その女性はカルメンのように奔放で自由な魂の持ち主でしたから、やがてその畑で採れたトマトは「カルメン・レッド」と呼ばれるようになりました。これは、そんな秘密の物語が鋭い酸味を添える素敵なトマトジュースです。・・・とか妄想しながら飲むと、カゴメのトマジューも美味しいんですよね。(お粗末様でした。。。)