翻訳会社に翻訳を依頼するメリットは何でしょうか。 

社内で外国語ができる人が担当したり、クラウドソーシングサービスを利用したりすることで、安価に翻訳を行うことも可能ではあります。 

ここでは、それでもあえて翻訳会社に依頼することにどんなメリットがあるかをご紹介します。 

 

品質保証 

翻訳会社で行う翻訳は、その翻訳会社に在籍する経験豊富な翻訳者や、トライアル(登用試験)を突破して実力を確認できた登録翻訳者によるものです。また翻訳会社では、TEP、つまりT(Translation、翻訳)、E(Editing、編集/レビュー)、P(Proofreading、校正)という3ステップを経て成果物を納品いたします。 

一方のクラウドソーシングサービスの場合、依頼前に翻訳者の実力を知ることはできません。仮に実力のある翻訳者に依頼できたとしても、1人の翻訳者が担当して納品するのが一般的であり、別の人間によるチェックは入れられません。 

その点、翻訳会社なら、実力のある最適なリソースを充てたうえで、さらに別の人間によるチェックを経て納品するため、より高水準なクオリティでの品質保証が可能となります。 

  

最適なリソースをご提供 

クラウドソーシングサービスには「マッチング機能」も提供されているので、「IT分野」、「法律文章」といった得意ジャンルに応じて翻訳者に依頼することも可能です。 

ですが、例えば一口に「IT」といっても、クラウドサービスからWeb制作、仮想化技術まで、専門性は多岐に渡ります。 

翻訳会社なら、社内/社外の契約翻訳者の中から最適なリソースをアサインすることができます。「IT文書だからIT翻訳者に」という大雑把なマッチングではなく、「CI/CDについて造詣の深い翻訳者」、「過去にDockerや Kubernetes(k8s)の運用経験がある翻訳者」など、最適な翻訳リソースを、お客様の要望に沿ってマッチング可能です。 

  

翻訳資産を蓄積して、長期的なコストを削減 

翻訳は一回限りで終わるとは限りません。後日改訂された文章を再翻訳したり、同じ用語を使用した別の文章を翻訳したりする必要が生じるかもしれません。 

翻訳会社では、ご依頼をいただくごとに過去の訳文を記録し、似たような文章を翻訳する際に負担を軽減させる「翻訳メモリ」を作成、使用できます。これによって、用語や構成が少し変わった文章であれば、いくらか低いコストでお引き受けすることが可能です。 

また特定の単語の訳語を指定したり、英語のまま残しておいたりといったルールをまとめた「用語集」を作成し、すべての文章で訳文を統一することが可能です。 

これによって、例えば「Document」という単語が、FAQのページでは「ドキュメント」と訳してあるのに、会社情報ページでは「文書」になる、といった表記の揺れを避けられます。 

また、継続的にご依頼いただくことで、お客様の好みの表現や理想的なトーンを蓄積できるため、さらに適切な訳文をスムーズにご提供可能です。 

  

まとめ 

翻訳会社に依頼するメリットをご紹介しました。 

単発の翻訳依頼なら社内人材やクラウドソーシングサービス、膨大な文章や継続的な翻訳なら翻訳会社というように選び分けるのも一案かもしれません。 

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