[雑記] 心から楽しめる範囲で (光留)

少し前、「翻訳を勉強する会」公開勉強会 in 東京にお邪魔してきました。

会社の中で翻訳していると、自分に実際どのくらいの実力があるのか不安になることがあるわけでして(フリーランスであっても同じだとは思いますが)。半年に一度のほんやく検定のほかに、こういう場に参加してみるのも面白いかなと思った・・・というのが主たる動機でございます。

「えっ、居たの?」という感想を抱いた方も、この写真を見れば、「ああ、アレか」と思い出してくださることでしょう。嫌でも。

なぜこれを選んだのかは自分でもよくわからない

こんな格好で最前列に陣取っていた座高の高い男性が私です。

勉強会であると同時にネットワーキングの機会を設けていただいていたのですから、もっと色んな方とお話をするべきだったのかもしれません。しかし、そこは年賀状の枚数で犬に敗北したエピソードがあるくらいの私です。どうぞご容赦ください。


で、今回書きたいのは、そのネットワーキングに関する体験です。

少し時計の針を戻して昨年、また別の翻訳系セミナーに参加してきたときのことです。講座の内容とは直接関係ないのですが、ある参加者から「オフラインの集まりで新規顧客獲得につながるようなものはあるか?」という質問が出ました。それに対して、講演者の方から「その手の集まりが短期的に実を結ぶことはない。成果を得るには何度も顔を出し、イベントを心から楽しむことが必要だ」というような趣旨の回答があったのが、ずいぶんと強く印象に残っていたのです。


・・・何と言いますか、私に足りないものはこれだったのではないかと。

翻訳絡みの集まりに出席すると(特に会社の名刺を持っていくと)、どうも「人脈を作らねばならない」とか「仕事に協力してくれそうな人はいるだろうか」とか、そういう頭になってしまう。そして、そのことに後ろめたさを感じないほど器用にもなれない。何より、根本的に楽しくない。芽生えかけた関係性が枯れてしまってばかりだったのは、自分の性向に反する無理をしていたからなのかもしれません。

そこで今回は、ネットワーキングに関しては一切無理をしないぞ、という姿勢を貫いてみることにした次第です。積極的に誰かにアプローチしよう、という思いを捨てる。会社のために、みたいな頭も捨てる(そのために自費で参加する)。あくまでも楽しめる範囲に留める。会場ではどうやらお菓子を色々用意してくださるらしいので、疲れるようならそれを食べながら本でも読んでいればいい。そう、だって勉強会なんだもの。勉強に集中しても悪いことは何ひとつありません。


もっとも、それで良いんだと思ったら一転、楽しめるのだから不思議なものです。なにせ、隣の席の方には自分から話しかけちゃう。一人で居る人に「どなたかお探しなんですか」とか聞いちゃう。懇親会も、ほぼ限界まで滞在しちゃう。たまたま専門分野が同じだった方とは、後でメールまでやり取りしちゃう。

イベントの後まで続く関係を「実り」と言ってよいのなら、私は確かに「心から楽しんで」「実り」を得た格好でした。神様ってなんてあまのじゃくなんでしょう。

ともかく、 関係者の方々、それから、当日私とお話をしてくださった方々。皆様ありがとうございました。

次は「カンマとコロンとセミコロン~パンクチュエーションのひみつ~ 」にお邪魔する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。


服はもう少し自重します。