はい、というわけでですね(Youtuber風の導入)。予告どおり参加してきました。「カンマとコロンとセミコロン~パンクチュエーションのひみつ~」。自重した服装は以下のとおりです。

左が今回、右が前回。多少マシになった。

結論から申し上げますと、良い講座でした。

一見小さなことにも思える句読法や記号がいかに重要であるかについて、丁寧かつ詳細に説明してくださいました。随所に受講者を飽きさせない工夫があるので、約 4 時間弱という時間も不思議と長さを感じません。Brava!

そして何より、内容がきちんと体系的に整理されているのがありがたい。

「パンクチュエーションがなぜ大事なのか」をきちんと取り上げてから個別の話に入る構成なので、全体がすんなりと頭に入ってきます。また、個別のパンクチュエーションも、それぞれ共通項に応じて整理してくださっていたおかげで、迷子にならずに済みました。この点も Brava と言わざるを得ないでしょう。


で、肝心の内容なのですが、あまり細かいところまではご紹介することができません。期待された方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。

私、この手の講座は手書きのノートを後で OneNote に再構成することにしているので、詳しく紹介しようと思えばできなくもありません。が、さすがに道義的に問題でしょうということで・・・。

この記録量に全振りした汚いノートをご覧!

もっとも、「次の企画がもう決まった」とのこと。↓

実はどれくらいのレベルのことを、どれくらいの量喋ろうかと、ほんとに悩んだのだが、前半の解説はみなさん一生懸命聞いてくださったし、後半の実習は思わぬ発見がいろいろあったしで、無事に終わってホッとした。初演はいつも緊張するのだ。
そして打ち上げで次の企画がもう決まったという(笑)。— Yumiko ”miko” F (@nest1989) 2019年4月6日

ご興味を持たれた方は「次回」に参加していただくとして。具体的な内容の話は、PassMarket の情報よりも若干詳しく、かつ、「次回の企画」の集客に多少なりとも寄与する態様で紹介するにとどめたいと思います。よろしくお願いいたします。

というわけで、私が講座の内容を再構成した OneNote から、スクリーンショットを引用します。昨日の講座の流れは、おおむね以下のような感じでした。

見出しは一部こちらで勝手に補ったり付けたりしています。

1)の「翻訳とパンクチュエーション」のところでは、「原文の絵 = 訳文の絵」を実現するために詳細な情報を汲み取る必要がある実は、カンマやセミコロンなどの記号にも情報が含まれているつまり、文の意味を正しく汲み取るには記号に対する理解が不可欠しかし、(入試にあまり出ないせいか)翻訳者でも各記号の意味を理解できていない人がいたりする今後は高校でも(多少ではあるが)句読法を取り扱うようになるので、後から市場に参入してくる人たちに後れを取らないためにも、記号に対する理解を深めることが必要だ・・・というようなお話がありました(ドキッとした方、いらっしゃいませんか)。


その後は個別具体的な記号の話が続き、休憩を経て読解の実践演習(8 番の項目)です。

この演習は、記号の有無や位置が微妙に異なる2つの文の意味をそれぞれ考えて発表するというもの。各問 1 名ずつ指名があって、指名を受けた方が、ホワイトボードに絵を描いて自分の見解を述べるという感じでした。

人前で絵を描くなんて・・・! と、指名された方の緊張が伝わってくるような思いがしましたが、それはともかく。ほんのわずかな(と言ってよいのかは微妙ですが)違いが意味に大きな差を生む面白さ、怖さ。翻訳やチェックでも大いに注意しなければならないと思います。

ちなみに私が指名されたら描くつもりだった絵の一部。指名からは外れたので未遂。
参加した方には伝わるはず。

内容の話は以上です。ざっくりで申し訳ありません。


最後に、私としては興味深い内容にも優れた構成にも大いに満足したことをもう一度強調して、結びとしたいと思います。御礼代わりのこの記事が、「次回の企画」に興味をお持ちになる方を少しでも増やすお手伝いができたのなら幸いです。


ありがとうございました。